理学療法士養成校の学生はどんなアルバイトをするべきか

はじめに

理学療法士を目指している学生はどんなバイトをするべきかについて考えてみました。

基本的には学業優先にできる仕事で,できれば勉強の肥やしになるものがいいでしょう。

その辺りを詳しく書いていきます。

とにもかくにも学業優先

理学療法士養成校での勉強はそれなりに大変です。
復習をしていないとすぐに授業についていけなくなりますし,実技練習の時間も必要です。

もともとの学力や稼がなければならない金額など,事情は人それぞれですが,学業優先であることを忘れてはいけません。

勉強時間の目安については以下の記事を参考にしてください。
理学療法士になるための勉強時間-アルバイトの時間はあるか?

学業を優先するためには,高時給とかシフトの柔軟性(学校に合わせて休みがとれる)といった当たり前のことに加えて,残業が少ないことと通勤時間が短いというということが大事だと私は思います。

残業は少ない方がいい

残業は学業に支障をきたします。
夜間部の学生だと,残業で遅刻が続き,出席率が足りなくなるということがあります。
昼間部でも,バイトの後で今日の復習をしようと思ってたけど,疲れてできなかったというようなことになります。

残業というのはなんらかのトラブルによって発生します。
残業するということは,そのトラブル等に対して責任があるということでもあります。
責任はやりがいにつながりますが,精神的なストレスにつながる可能性もあります。
精神的な余力は勉強のためにとっておく必要があります。

通勤時間も大事

通勤に時間を使ってしまえば,単純に勉強時間が少なくなります。

初めてバイトをするという学生は通勤時間を考慮しない傾向があります。
計算してみましょう。
時給 1000 円で 2 時間働き 2000 円を稼ぐとします。
通勤に片道 10 分(往復 20 分)かかり,始業 10 分前に到着するようにしているとすると,2時間の仕事以外に30分拘束されていることになります。
つまり 2.5 時間で 2000 円です。
2000 円を 2.5 時間で割ると 800 円で,実質の時給は800円です。

通勤時間で損をしないために,職場は通学経路の途中というのがお勧めです。
職場が通学経路の途中にあれば,通勤時間は 0 に近くなり,実質の時給は上がります。
交通費が支給されるのなら,それもお得になります。

勉強の肥やしになるバイト

仕事内容が理学療法士としての成長につながるものの方がいいに決まっています。

定番は理学療法士の助手

私も学生の時は,物理療法室での助手をしていました。
基本的にはお勧めします。

現場のイメージが湧くようになりますので,学校での授業に興味を持ちやすくなりますし,理解もしやすくなります。
理学療法士養成校の実情にも理解があり,シフトの融通もききやすいと思います。

ただし,求人はそれほど多くないと思います。
また,仕事は昼間が多いので,夜間部の学生でないと難しいという面もあります。
理学療法以外の医療・福祉関係の仕事を探してみてもいいでしょう。

どんな仕事でも理学療法の役に立つ

なぜ役に立つのかを説明します。

理学療法の治療目標が職場復帰というのはよくあることです。
職場復帰するためにはどんな条件をクリアすればいいのかを考えるのですが,自分がしたことのある仕事の方が考えやすいのは明らかです。

ですので,どんな仕事であっても,その経験は理学療法士として現場で働く時には役に立ちます。
経験の幅が広いということは強みです。

理学療法に直接関係する仕事にこだわらず,学業を優先できる条件の仕事であれば,なんでもやってみればいいと思います。

おわりに

いいバイトが見つかることを祈っています。

このブログとは別に,学術的な内容のブログも運営しています。
ぜひご覧ください。

2021年3月18日

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