学生のうちにできる動作観察と人間関係がうまくなる練習方法

はじめに

理学療法士にとって,動作観察がうまくなることと,適切な人間関係を構築することは,とても重要なことです。

そして,これらは,学生が臨床実習にでるときに不安に感じることでもあります。
「動作観察が全く分からない」や「患者やスーパーバイザーとうまくやっていけるだろうか?」という不安です。
相談すると,臨床に出たらできるようになるよと言われてしまったりします。
とはいえ,それではやはり実習が不安です。

練習方法はあります。
それも,養成校にいる間に,動作観察と人間関係を同時に練習する方法があります。
それは,「あだ名をつける」という方法です。

あだ名をつけることでどんな効果が期待できるのか

あだ名をつけるためには,その人を観察しなければなりません。
あだ名をつけるというミッションを課されることで,観察する習慣がつきます。
そして,いつも観察していると,その人のいろんな面が見えてきて,その人に興味が湧いてきます。

観察する習慣があれば,動作観察の経験値を増やすことにつながります。
そして,興味を持つということは,人間関係を作るうえでの第一歩です。

具体的な方法

通っている学校の同級生や先輩後輩,それに先生と,とにかく全員にあだ名をつけます。
自分の好き嫌いに関係なく,とにかく全員を見ることが大切です。

あだ名をつけるルールを決めてしまうと難しくなります。
まずは自由にあだ名をつけてみます。

そして,レベルアップするためにルールを決めます。

一つは,相手の悪いところではなく,面白いところに関するあだ名をつけるというルールです。
相手のいいところを見つけることにもつながり,人間関係の幅が広がります。

そして,動作観察により近づけるように,相手の身体や動作の特徴であだ名をつけていきます。
動作の特徴を探すのは動作観察そのものですからね。
ただ特徴を探すだけだと,ちょっと退屈ですが,あだ名をつけるという具体的な課題があると,積極的に見ることができます。
そして,いいあだ名を思いつくと楽しくなります。

おわりに

ぜひ,お試しください。

ちなみに,この方法は誰かに教えていただいだのですが,誰だったのかは忘れてしまいました。

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