「世界亀の日」に,何もしないことを受け入れる

今日,5月23日は「世界亀の日」だ。

うちの亀たちにもお祝いでもしてみようかと思うが,多分,亀はそんなことは求めていない。
いつも通りでいい。
何も起こらない,いつも通りの一日。

亀の日常は本当に静か。
ご飯を食べて,出して,寝るだけ。
何もしない。

何もしない自分に自己嫌悪を感じることはない。
「やり残したことはないか?」と問うことはない。
変わりたいとも思わない。
だからといって,亀の存在価値は何も変わらない。
そもそも,亀は存在価値なんか求めていない。
それでいい。

鬱になったときに思った。

何もしなくてもいい。
生きがいを感じて,仕事や趣味に熱中できるのであれば,それはそのほうがいい。
でも,何もしないことを否定はしない。
何もしないということを,価値判断などはせずに,そのまま受け止める。
亀のように生きる。

そう思うことで,ただ静かに回復を待つことができた。

そして,理学療法も同じかもしれない。
高齢者はほとんど何もしなくなることがある。
そんな方に対して,いきなり何かを目指して治療を始めるのではなく,まずは無条件に相手を受け入れることができていれば,もっと信頼関係を作ることができたんじゃないだろうか?

2020年5月23日

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