うつになってから約8年がたちました。
徐々に軽快していくなかで気づいたことがあります。
死にたいという気持ちが徐々に薄れていくのですが,それにともなって元気になっていくのではなく,これまでとは違った気持ちになっていきました。
落ち込んでいるのでもなく,元気であるわけでもなく,ニュートラルな気持ちです。
感情がなくなったようでもあるのですが,辛いことが多すぎて感情に蓋をするというようなものではなく,とても落ち着いた感じです。
これって,もしかしたら仏教でいうところの無我の境地の一端なのかもしれません。
そんな思いつきからいろいろ調べていくと,他の宗教にも,似たような考え方があるようです。
おそらく,昔からある大切な概念の一つなのでしょう。
深掘りしてみる価値がありそうです。
さて,うつの人や落ち込んでいる人のケアにおいて,元気づけようとしてはいけないとよくいわれるのですが,じゃあどうするのかを十分に考えられていませんでした。
苦しみをとりのぞくとどうなるのか?
おそらく,元気になるのではなく,何か違った状態になるようです。
それを明確にすることで,より良いケアができるのではないでしょうか?
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2025 年 5 月 4 日
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